D51シミュレーター体験
会員番号 31-145
安東大介 様
 昨年10月14日(鉄道記念日)のオープンに併せて受付が開始された「鉄道博物館Teppa倶楽部(テッパクラブ)」の会員になり、色々な情報を見聞きして「D51シミュレーターをやりたいな〜、土日では無理かな……」と思っていたところ、16日の平日に休みがとれることとなり「春休みも終わったことだし、よし!」と通勤客に紛れて上野から東北線で大宮までウキウキしながら行ってきました。

 開館10時のところ9時前に大宮に着き、シャトルに乗り換え一駅先の鉄道博物館駅に行っても1時間近くあり、「物好き」と思われるのもイヤだったので「博物館まで1.4キロ、徒歩20分」と案内を見て、JR大宮工場の壁に沿って飾られている「JR車両」の写真パネルや、実物の「大宮工場1号のD51187」を眺めながら、余裕をもって博物館に行ったところ、「イヤ〜締まった」、物好きがいっぱい列んでいるではないですか。

 私の順番を数えると「22〜23番目辺り」、看板には「D51シミュレーターは午前中13名、午後から14名」と表示されており、私の前に背広を着て列んでいるおじさん達も「シミュレーターは難しいらしい…云々」と話しており、「皆がシミュレーターを希望すればチョッと無理かな」と、半ば諦めながら入口付近を見ると、「Suica・PASMOによる入館」と「それ以外の入館」と左右に別れている券売所の向こうに、「Teppa倶楽部受付」と書かれているのを入口自動ドア奥に確認、それ見つけた瞬間「よし、いける!」と内心喜びながら開館の10時とともにTeppa倶楽部ブースに脇目も振らずに一目散、なんと私の前に「強敵のTeppa倶楽部会員」は2人しかおらず、好きな順番が選べるD51シミュレーターの「本日の2番目」をゲットすることが出来たのです。

大宮工場沿いを鉄道博物館に
▲大宮工場沿いを鉄道博物館に

  大宮工場1号のD51187
▲大宮工場1号のD51187

 前置きが長くなってしまいましたが、いよいよシミュレーター体験、その前に「運転方法のビデオ学習」が約10分、一人と二人のシミュレートがあるのですが、現在は機関士一人の初級シミュレートだけで、今後、機関士&助手の二人による上級シミュレートも、ホームページで案内をして開始する予定だそうです。

 ビデオ学習を見ると、助手の方が「水位を見てインジェクターで注水」「走行中はポンプを…」「停止とともに通風を」等、機関士より難しそうな説明でした。

 シミュレーターと判っていても緊張するのですが、操作補助の20代の女性係員の前では「緊張してないよ〜」という顔つきで、ブレーキ解除とともにリーバーを前進フルに、「汽笛」とともにレギュレターを引く、「動かない?」、さらにレギュレターを引くと横からお嬢さんの手が伸び、引いた分だけレギュレターを押し戻す、途端「空転音」とともに動き出した。

 その後は、ビデオ学習のとおり、「リーバーを50〜60パーセントにしてドレンを切る」「さらに走行に併せて20パーセントに」、後は踏切や鉄橋の手前で短笛をならしながら走行していると、後ろからお嬢さんが「速度メーターとリーバーの目盛りをたして70になるのが良いんですよ」と説明をしてくれたのですが、「なんでや……」という質問は出来ませんでした。

 駅に進入、レギュレターを閉め、ドレンコックとバイパス弁コックを開きリーバーを前進フル位置、後はブレーキを調整しながら停止位置に。

 岩手二日町から遠野の二駅間、約6.7キロを無事走行を「我ながらうまくいった」と内心一安心、私の見事な運転ぶりを見たお嬢さんは、「なにか(鉄道)免許を持ってるでしょう」と一言。

 「車の免許をね」と軽く受け流し、「ライブスチームを走らすのですよ」と何気なく言うと、彼女は「キャ〜、ステキ」と声には出さないも、「お嬢さんの瞳」がその様に訴えているのが良〜く判った次第でした。

 馬鹿話はこの辺にして、シミュレーターの感想は……ペダルを踏んだだけ汽笛が鳴り、発車から停止までの運転操作と連動する音「ドレンを切れば蒸気音」「踏切や鉄橋を通過する音」、「勾配でのドラフト音」「ブレーキシューのきしむ音と停止と同時に動き出すコンプレッサー音」と、まさに実物どおりに良く出来ている。

 あえて言うなら、熱気と油と煙の匂いが無いのが残念、私が乗車した時の8ミリを引っ張り出して確認したところ、「本線上のスピードとドラフト音に併せて、もっと激しい動揺があってもいいのでは」(安全上押さえているのかも)と言うのが感想です。

山陰線乗車当時の私
▲山陰線乗車当時の私

  無事に走行を終えた私
▲無事に走行を終えた私

 初級では常に缶圧が一定で下がらず、圧力を維持・調整する必要が無いので「OSのC11を走らす方が遙かに難しい(単にへたくそなのかも知れませんが)」と思ったのですが、二人乗務の上級コースが始まれば、また挑戦したいD51シミュレーターでした。

 列んでいるときに聞こえた話ですと、狙い目は「休館日」翌日の水曜日のようです。月曜日は都内の施設が休みのため混んでいるとか(ホントかウソか判りません)。

 午前9時頃に「物好き」だとかなんと言われようが、一目散に列ぶのがまず一番。それと「Teppa倶楽部」(「年会費3,000円」詳しくは鉄道博物館のホームページページを)は、とても有利かも。