「OSLSC白馬運転会」&「ミニSLフェスタin おやべ」運転会“はしご”記!!
会員番号 62-62
澤井清信 様
 10月12日(日)白馬ミニトレインパーク(ログコテージエポック)に於いて、OSLSC関東出張運転会が事前申し込みの会員23名、見学者19名、計42名のご参加を戴き行なわれました。当日は晴天でしたがそこは避暑地の白馬、木陰では長袖のジャケットが必須の気温で、人ごみの大阪から参加の私にはシーズンが2ステップ程進んだ感じでした。(グルーがたらーり。)

 白馬ミニトレインパークは昨年9月にオープンし本年9月には総延長370mから1000mへの延長工事も完了し、完全ダブルトラックとなり、木々の間を走り抜ける雰囲気はそのままに、鉄橋、立体交差やトンネルも加わりとても楽しいレイアウトへと進化しました。しかし、今回の工事ではまだ完成型では無い事を予感させるパーツがそこかしこ準備されていました。(更なる成長が楽しみ!!)

トンネル
▲トンネル

  鉄橋
▲鉄橋

コッペル大集合
▲コッペル大集合
 受付で参加費を支払い、抽選券を受け取りいざ運転!!11時半から、恒例の抽選会と集合写真撮影!今回はコッペルが期せずして10輛も集りましたので、コッペルを中心にパチリ!!昼食は申し込み時に頼んでおいたお弁当。コンビニ弁当に慣れ親しんでいる私にとっては見た目の豪華さに先ずビックリ、美味にもまたまたビックリ!!でした。(ごちそうさま!!)

 昼食後トラバーサー脇にて“満腹”でボヤーとしていると、岐阜県からご参加のK島様から、コッペルの“圧力が急に下がってしまった!!”とのヘルプ要請が有りました。状態は火室の火が燻っている程度、圧力は“0”、先ほどまでは快調に走っていたとの事。どうも“水不足”の様相。急ぎブロアー閉、火蓋開、ハンドポンプで給水。すると圧力弁から勢い良く蒸気が吹き上がる!!ハンドポンプで水位計に水面が見えるまで給水してから煙突にファンをセット。圧力は正常に上がるので先ずは一安心。ボイラーは一応 OKと判断、動かして見ようとリーバーを前進にした瞬間突然汽車が走り出した。急いで押えてレギュレーターを確認したが“全閉”状態。????。もしかして2月の私のコッペルと同じ?OS前田様に急ぎ問い合わせ。製造時期的には対策部品が使われているとのこと。後はボイラー前端部のレギュレーターを取り付けているナットが緩み蒸気がシリンダーに漏れている位しか原因が考えられない。現場での作業は無理と判断、ご自宅でのメンテナンスと成りました。メンテナンスもミニSL趣味の醍醐味ですからゆっくりお楽しみ下さい。

 またF橋様のコッペルの右タンクハンドポンプ辺りから蒸気が漏れるトラブル発生!!、原因はハンドポンプからの吸水管の折れ。配管折れの原因は不明ですが、そこは機械工作の手練のF橋様、トレインパークの作業場を借りて半田付けの応急修理にて対応、無事走行されました。(お見事!!)

 運転会は3時まで、レイアウトにお越しのお客さんと共に森林鉄道のミニ旅行を楽しみました。その後、片付けて「ミニSLフェスタ in おやべ」運転会に参加される多くの方は小矢部に向けて出発!!

*     *     *     *     *     *     *     *

 10月12日、13日の2日間に亘り富山県小矢部市“クロスランドおやべ”にて「ミニSLフェスタ in おやべ」が行なわれました。クロスランドおやべは交流をコンセプトにしたアミューズメント性を持った科学と自然とが楽しめる施設で、レオナルド・ダ・ビンチの科学者としての側面に焦点を当てたダ・ビンチテクノミュージアム等の施設も有ります。その施設の広大な広場に常設8の字レイアウト600mと仮設の円形レイアウト600mが敷設され今回の運転会が行なわれました。両レイアウトとも渡り線が有り連続で走行出来る様には成っておりました。参集した車両数は21輛との事で、とても賑やかな運転会でした。参加車輌はコッペル、S−6、C62、N700系新幹線、サンダーバード等々色とりどりでした。10時からの乗車にも関わらず朝早くから長蛇の列が出来、ミニSLの運行も昼休み無く行なわれました。予定では両日とも午前中は“自由走行”との事でしたが、其の様な事が行なえる状況では有りませんでした。

 天気は良好で、海が近く標高が低いせいか12日の肌寒かった白馬とガラッと違い額に汗が滲む陽気でした。12日は参加していませんので詳しい事は判りませんが、一日目も大勢のお客さんが来られたとの事ですので、2日とも乗車会に明け暮れた運転会でした。レイアウトに関してシナリオはとても良いと思うのですが、レール自体の走行抵抗がかなり有る様で走行音がかなり高かった様に感じました。重量が小さな機関車では客扱いはきついかも知れません。

 来年の事を今から言うと鬼が逆立ちして笑うかも知れませんが、白馬と小矢部でOS月例運転会を計画中との事です。夏のナイター運転会を白馬の夜空を見上げながら、魚が脂ののる今頃小矢部で・・・。左党には堪えられない運転会に成る事請け合いです。

シンボルタワーと
▲シンボルタワーと

  長蛇の列
▲長蛇の列

今回の私:12日早朝、高速道路の割引の関係で3時半に家を出発したのですが、寄る年波にはあがなう事がどうしても出来ず、度々の休憩と挙げ句の果て中央道の車輌火災による通行止の為に白馬への到着が11時半に成ってしまい、朝のミーティングには間に合わない始末。従って白馬では汽車は下ろさず見学のみとさせて戴きました。今回コッペルを持参したので私が下ろせば参加コッペルは11輛に成るところでした。

 13日の小矢部では静岡県からおいでのSノ宮様に手伝って頂き汽車を下ろしました。今回も4月の高松と同じLPG焚きでトライしてみました。以前E幡様にご指摘を受けた様にガスの整流板を下向きにしてみましたが、LPG焚きが難しいのか私の腕が悪いのか走行中に圧力が下がってしまい、なかなか上手く行きませんでした。熱源として発生熱量が同じなら石炭とLPGとて差は無いと思うのですが・・・?もう一度法隆寺でトライして駄目なら火蓋を取り付けようと思っています。(往生際が悪くて申し訳ない。)

 とれいん誌の前里様が両運転会共取材にいらして居られましたので、正確及び正式な報告はそちらに委ねるとして、極めて私的視線の報告をさせて頂きたく思います。また今回関東支部会報係のK田様より“HPの原稿お願いね!”と任されてしまいましたので、今回はK田様の名調子の記事はお休みとさせて戴きます。